Communication after the shareholder proposal | 世紀東急への株主提案に関する特集サイト
会社概要
If our proposals are approved and Seikitokyu continues 100% payout ratio, the estimated share price is;
>JPY 1,800(*)
*Calculation based on dividend yield. Please find the detail of calculation in “our shareholder proposals”.

Communication after the shareholder proposal

We had a meeting with the CEO of Seikitokyu after the announcement of our shareholders proposal.
It was difficult to understand Seikitokyu’s opinion against our proposal.
After the meeting we have sent a letter to all of board members of Seikitokyu.
Followings are the copy of the letter in Japanese.




世紀東急が弊社株主提案に対する反対意見を発表した後、弊社と世紀東急は面談を実施しました。
弊社は、世紀東急が反対意見を意図的に不明瞭なものとしていると考えています。

~以下、弊社が送付した手紙の全文~

世紀東急工業株式会社
代表取締役社長 平 喜一 様

ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

5月16日には、弊社までご足労いただき、面談にお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。

その際に申し上げた弊社の意見ですが、再度整理し一部補足したうえで書面にてお伝えいたしたく、ご一読をお願い申し上げます。また、別添の面談内容を簡単にまとめたメモもご査収ください。

<企業価値向上のための基本的な考え方について>
本年5月9日付け当社プレスリリース「株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ」全体を通じて、今まで弊社が提案してきた、当社の企業価値及び企業価値から負債を控除した価値(以下「株主価値」といいます。)の向上のための施策をご理解いただけていなかったことが明らかとなり、非常に残念に思います。自己資本を積み上げ続ける会社の資本効率性は低くなり、同じ水準の利益を上げても価値は増えにくいという基本的な考え方をご理解いただきたく存じます。

<株主提案―資本コストの開示について>
資本コストを経営陣が経営に反映させることが重要であるとの観点が、何故、資本コストの開示の反対に繋がるのか、また、ROE目標を開示しておきながら、何故、資本コストを開示しないのか私には理解できません。「資本コストを公表すると(それが)絶対的なものとなり、すべての判断基準となってしまう」とのことですが、資本コストを上回る投資だけを行っていただくことは株主にとって望ましいことです。また、「資本コストとROEの議論に終始すると中長期的な議論ができなくなる」とのことですが、資本コストは短期的な目標ではなく、経営資源を配分する際の目安となる指標です。資本コストを開示して短期的にも中長期的にも資本コストを上回る(企業価値が向上する)投資を実施してください。
なお、当社HPにおいて5月20日に更新された「資本コストを意識した経営」を拝見し、5月16日の面談で弊社がお話しした内容をご理解いただけていないようで大変残念です。また、資本コストの水準についても、名前も開示できない無責任な外部機関より、真剣に投資している我々を信用していただくべきではないでしょうか。

<株主提案―剰余金処分について>
「当社を未来永劫存続させる」とのことですが、取締役の責務は、企業価値・株主価値を向上させるという大前提を踏まえて経営に臨んでいただきたいと思います。「予測がつかない状況で、自らの経験則に基づいて自己資本の目標を考えた結果、本中期経営計画中の自己資本目標は375億円とする結論に至った」等と非合理的なお話をいただいても、半永久的に自己資本が積み上がり続けるだけなのではないかとの懸念が残るだけです。

<株主提案―資本コストの開示と第三者委員会の設置について>
「当社において外部の識者を中心とする調査委員会を設置し、原因の究明、再発防止策の評価・検討を行うことを予定している」とのことですが、弊社が提案したものと同等の委員会を設置していただけるのであればこの株主提案を取り下げたいと思います。価格カルテルについて、「一番つらい目に遭っているのは我々だ」と話しておられましたが、一番つらい目に遭っているのは当社経営陣ではなく当社株主であることをご認識ください。2度とこのようなことが起こらないようにしたいという思いがこの株主提案の背景です。

企業価値・株主価値に関する両者の考え方を以下の通り対照表としました。


私の理解が誤りである点などございましたら、教えていただければ幸いでございます。 株主総会にてお会いできることを楽しみにしております。

株式会社ストラテジックキャピタル
代表取締役  丸木 強
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